ガザ在住の朝日新聞通信員マンスールさん死亡 ミサイル攻撃で妻子も
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マンスールさんは同日、ガザ南部ハンユニスの自宅にいる時にイスラエル軍のミサイル攻撃を受けた。一緒にいた妻と乳児の長男も死亡した
井本直歩子(元競泳五輪代表・途上国教育専門家)
【視点】嘘だと信じたい気持ちと、とうとうこの日が来てしまったという気持ちで、朝から涙が出た。ガザで戦闘が始まってからずっと、マンスール通信員の渾身のレポートを読み、何度も憤り、ガザの人たちの生命力に励まされ、彼の無事に安堵していた。記事を読みながら、彼のいる場所は安全なのか、ごはんは食べられているのか、家族に会えているのか、ジャーナリストは狙われるのではないか、寝られているのか、電子機器の充電はどうしているのか…などと、いつのまにか自分の知人のように心配していた。彼の撮る写真もガザの人々の日常が収まっていて楽しみにしていた。マンスールさんは、何もできずに無力感を感じている日本の私たちに、ガザの人々の強さと、彼らとの絆を届けてくれた。数ヶ月前に子どもが産まれていたとのこと。束の間の停戦中、子どもとの生活を楽しめただろうか。憤りで言葉がない。ご冥福をお祈りいたします。