良ポスト
https://twitter.com/gamayauber01/status/1733439522174820706?t=9sclrkv3PylCdsy2EMlbwA&s=19
旅はね、友だちたちを観察していると特に理解力が高くてdepressionの傾向がある人は、気が塞いできたら、そのまま旅行に出ちゃったほうがいいようです。
もともと欧州の伝統の「グランドツアー」も表向きの「教養涵養に必須」とは別に、そういう隠された意味をみなが了解していました。
「出会い」なんか求めないほうがよくて、せいぜい店の人と話すくらいで行くのがいいかもしれない。
だんだん慣れてくると、どんなふうに旅をすると自分に良い変化をもたらす時間に遭遇しやすいか判ってきます。
ぼくは、思いつくままに挙げて、東京の夜が好きだった。
ジローナの郊外が好きだった。
メキシコの無法地帯が好きだった。
ラスベガスやヴィクトリアの砂漠が好きだった。
だんだん世界のなかで自分がどんな形をしているかが判ってくると、しめたもので、旅がどんどん自分を更新してくれるようになります。
で、ね、
そういう旅は、オカネと時間が出来てから始めても、もう出来ない。
わざわざ「旅」を飼い殺すようなものです。
「旅が出来ない環境のときに旅をするのがいい」というと逆説めくけど、そうとしかいいようがない。
いったん、そうやって旅を始めてしまえば、オカネと時間が出来てからでも、退職してからでも、おおげさにいえば瀕死のときでも、自分が変わる旅が出来ます。
ヘンな例だけど、泳ぎ方や自転車の乗り方をおぼえるみたいなものかな。
安全を求めたり準備を重ねたりして旅を無駄に使わないように出来るといいですね。