他言語投稿でも冬至(solstice)の話題が出ている。「冬至」というとアジア文化っぽいけれど、太陽の特定の状態だから、天文学の発達した他文化/他地域でもそれに相当する観念があるのは当然のことなのか……。
考えてみれば、例えば西洋の文芸でも夏至や冬至を取り上げたものはいろいろあるし(有名なところだとシェイクスピア「真夏の夜の夢」も)、生活文化に根ざしているところも多いだろうし……。
日本の漫画で夏至をフィーチャーしているといったら、まず思い浮かぶのは岩明均『七夕の国』(小学館、単行本1997-1999年)。伝奇漫画でもあり、歴史漫画でもあり、暦法漫画でもあり、社会派パニックものでもあり、SFでもあり……という複雑で多面的な作品だが、この作家らしく、地道な生活描写を重視してじっくり物語を展開していく。全4巻できれいにまとまっているおかげもあって、なんとなく毎年1回くらい読み返している。