ベートーヴェンのピアノ協奏曲3番の中間楽章はかなり好き。終始ひそやかに進みつつ、全体としては穏やかなホ長調/ロ長調で、きらびやかなピアノの装飾的な動きも随所に入ってくるので、クラシックを聴かない人でもとっつきやすいだろうと考えて、講義前にスピーカーから小さく流したりしている。学生から明確にポジティヴな反応があったのは、むしろ第5番の緩徐楽章だったが。
それ以外でも、学内を移動する際に、手持ちのノートPCで適当なクラシックを流したりしている。もちろん、うるさくない音量に留めているが。学生たちに大学の自由さ、文化の豊かさ、そして様々な好奇心の手掛かりを感じてもらいたくて、たまにこんなことをしている。