声優に関しても、「ちゃんと次世代を育てていけるようにして、長期的に持続可能にする」という観点から、若手に機会を与えようというのは良いことだと思うし、人によってはタニマチ的に新人を応援するという向きもあるのですが。
でも、個人的には、「現状はすでに若手声優の使い捨てが深刻なので、むしろ入り口をきちんと絞って、一人一人の声優がキャリアを維持できるようにする方が、業界として健全になるのでは?」という思いもある。特に10年代の、「女性新人声優が、20代後半でやっとデビューして、ほんの数本だけメイン起用されては、数年ですぐにいなくなっていく」というのは、苦々しく感じていた。
今秋のアニメでも種﨑さん6本、早見さん5本と、超一級の実力派が多くのアニメで起用されているのは、それ単体で見ると「クオリティの評価に基づく選別」が健全に作用しているわけで、本当に素晴らしくありがたいことではあるのだが……でも、まあ、なんというか、幅広い人材を業界にプールしていくためには、過度の集中を避けてバランスを取っていく方が、長期的には望ましいとも思う。
cf. https://social.vivaldi.net/@cactus4554/111043772095194606