戦後80年を経て、戦争が子ども世代にも影響を与えることが、少しずつ分かってきた。戦争トラウマに詳しい森茂起・甲南大名誉教授(臨床心理学)によると、戦争で限度を超えた苦痛や衝撃を経験した兵士たちには、怒りを爆発させたり、感覚をまひさせたりする反応が見られるようになる。「生き延びる可能性を高めるための防御反応」だといい、日常に戻った後も長期的に残ってしまう。家族への暴力や、アルコール依存、無気力などの症状が典型的という。
親から子どもへ 世代超える戦争トラウマ 日本では光が当たらず | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20250327/k00/00m/040/173000c
今日の毎日新聞に戦争トラウマの記事が載ったのは偶然か。
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日中戦争や太平洋戦争が原因で精神疾患を発症した日本の旧軍人・軍属に対し、国が支給してきた療養費の最後の対象者が2021年に島根県内で死去していたことが2日、厚生労働省や県の記録で分かった。支給対象を定めた戦傷病者特別援護法が1963年に制定されて以降、療養費の受給者はピーク時に約1100人いたが、全員が世を去ったことになる。
【独自】旧軍人ら、戦争の精神療養者ゼロ 国調査、ピーク時は1100人|47NEWS(よんななニュース) https://www.47news.jp/12395734.html