フジの会見はまだ見ていないんだけど、NHKによるネット記事を読むのと海外の記事を読むのとでは、正直ことの深刻さがどこにフォーカスされているのかが全然違う、と感じます。アルジャジーラが「性的違法行為の疑い(alleged sexual misconduct)」とはっきりと書く事件のことをかたくなに「女性トラブル」で通し、会見の内容の概略に徹する。『フジがこれからどうなるのか』が最も重要な要素に感じてしまう。ねえ、そうじゃないでしょ。
https://www.aljazeera.com/news/2025/1/27/top-fuji-tv-executives-in-japan-resign-over-sex-scandal?utm_source=flipboard&utm_medium=activitypub
性的搾取、性暴力が、組織の中で「スムーズに」行われるくらい慣習化していた、ということが、どれほど日本で「当たり前」で、本当はどれほどむごいことなのか、日本のニュースからそういう温度が全然伝わってこない。こういう報道に慣れてしまっている自分もいる。悔しい。
辞職が「帳消し」の代名詞になっているのもすごく悔しいよね。辞職するなっていう話ではなくてさ。辞職したらもう一般人なので……みたいな。現役でいることの「うまみ」を手放すことと追及を逃れることが天秤で成り立っているっていう計算なんだろうなって思っているんだけど、めちゃくちゃ自己中だなって感じている。全部そっちの都合じゃん。