"25年1月、イーロン・マスクはドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が総選挙に向けて開催した決起集会にサプライズゲストとしてビデオ出演した。満面の笑みを浮かべた彼の姿が巨大なスクリーンに映し出された瞬間の人々の反応を見てほしい。「皆さんは決断を迫られています」と同党のマクシミリアン・クラーは呼びかけた。「オラフ・ショルツ首相と、去勢されたような男どもの政党を望みますか。それとも、イーロン・マスクとドナルド・トランプのいるこちら側につきますか。男性としての魅力はどちらが上でしょうか」
わたしたちが歴史から学ぶものがあるとすれば、それは、世界で最も裕福な男たちが皇帝のような身なりをするようになったら警戒すべき、ということだ。権力者がイメージを一新するとき、それが単なる美意識の変化であることはめったにない。それは警告にほかならないのだ。"
https://wired.jp/article/power-dressing-silicon-valleys-macho-makeover-is-a-warning-not-a-trend/