三浦瑠麗が「北國新聞」から毎日新聞に「復帰」したようだ。何を言ってるかわからない、という点では失格だが、とりあえず「右でも左でもない」と強弁するために意味不明な文章を書くのは一つのテクニックではある。
しかし、それが通用するのはバックに大きなサポーターがいる場合に限る。でなければ「ただの頭の悪い人」。しかし、安倍晋三を讃えることだけは忘れない三浦氏、いずれにしても少し色がつきすぎている気がする。
他方、自称「作家」の古市は「週刊誌の影響力が強すぎる!週刊文春は廃止すべきだ!」などと叫んでいるようだ。しかし、現在新聞・TVがニュースを流さないので、週刊誌というルートを通っている面が強い。むしろ提灯芸人が「痴れ言」をいっている民放を廃止したほうがいいのではないか?いずれにせよ、スマホで流れる情報以上のものがないのだから、誰も困らない。実際私などこの4半世紀TVを見ていないが、とりたてて困ったことはない。
それにしても、上野千鶴子もえらい男をプロデュースしてくれたものだ。藤原帰一ー三浦瑠麗の関係も右に同じ。慶応SFCの竹中平蔵ー中室牧子は言うまでもない。
30年かけて構築して来た御用芸人ネットワーク、そろそろ化けの皮が剥がれるのか、それとも権力とのコネで耐久力を示すのか?ここも分岐点かも。
三浦瑠麗が「民主主義が広がるのは無条件によいとは思わない」という痴れ言を語っている毎日のinterview、全文ネットで公開してくれている人がいた。
ここで三浦氏は、まず韓国を日本と比較して、「民主主義の後進国」と位置付けた上で、問題の本質は体制ではなく、背景にある「精神文化」だと仰る。
そしてまず挙げるのが、日本の戦前の「家制度」。これが戦後解体され、「嫁」が消滅、結果、「ワーキングマザー」という苦境が出現したと三浦氏は云ふ。
この前段と後段には、因果関係どころか何の相関関係もない。要するに三浦氏は日本会議の主張する「家制度復活」の援護射撃をしているに過ぎない。
側面援護という点では、兵庫県知事選における斎藤擁護のレトリックも崩していない。
何はともあれ、安倍だけは擁護するスタイルといい、全国メディア復活を賭けて、いよいよ「闇の勢力」との直接的な連携、の賭けに出た、という感じがする。
とは言え、フジテレビの松本某の番組で「スリーパー・セル」発言」をしながらのうのうとメディアに出続けていたのだから、すでに連携は始まっていたのだろう。これは安倍と統一教会の関係と相似。
ところで、インタビュアーの方も安倍派の番記者上がりというから、鈴木英生と並んで「毎日」もどうしようもない。 [参照]