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85年、日航機墜落事故直後のように95年阪神淡路大震災の後はテレビの報道番組に釘付けになっていた。今に輪をかけて無知なおれだったが関東大震災時の虐殺事件は知識として頭に入っていた。長田区に在日の方が多く住んでいるというのもその時に知ったかな。その長田区、大火災に遭ってしまったが炊き出しが盛んで、まだまだ韓流などという言葉も無かった時代ではあるが朝鮮のお漬物(キムチとか)、お料理などを国籍関係なく振る舞う(日帝時代からの…だけではなくて中東の方々もおられたと記憶。思えば神戸は外国人居留者が多い街なのだ)姿、そして当時の在日二世の方と思われる年代の女性が「国籍関係なく助け合ってます。もう虐殺なんてもんは過去の話。そんなもんありません」てインタビューで言うてた姿も覚えてる。すごく安心したものだが。30年経つとそれも夢まぼろしのようにも思えてしまい。いやいや。確かにおれは見た。ことあるごとに書かないと。
朝鮮人とニホン人がどうのこうのなんてのは今はありません、って言うてた人は他にもおったと思う。
大正時代より進化するわなそらそうや、なんてことを思った。時代は前より良くなるって、根拠なく信じられていた時代だった。それが「前の方がマシだったんじゃね？」ってなってしまったのはいつからだ。
個人的には小泉改革あたりの「自己責任！」が出てきてからやばい方向へターンを切った気がするんだよなあ…
95年は、政治も行政も足らんことだらけやけど、何とかしよう、何とかせな！みたいな感じがあった。
今は「しょうがないじゃん」「諦めて自分のやれることだけ楽しいことだけやっとけ」的な糸井重里風処世術が主流になってるような。
ワイは持病と加齢でくたびれてるんやけど、社会全体が何となく無気力になってる感じもあるな…
だが糸井重里風処世術には屈さない。もがいてやる。