国権の最高機関が世襲制の国
https://digital.asahi.com/articles/ASR38724QR2WUHBI00M.html
日本は公職選挙法に規制が多いため新人が立候補しにくく、現職に有利だという問題があります。日本の場合、選挙運動の期間が1~2週間程度と決められていますが、これは世界的にもとても短い。フィリピン大統領選の場合は公式には3カ月で、期間の定めがない国もたくさんあります。日本は選挙運動に関しても規制が多く、戸別訪問や事前運動ができません。ビラやポスターにも細かな決まりがあり、高額の供託金を拠出しなければならないなど、新人には不利な条件がいくつもあります。女性議員が少ないことにも通じる問題です。
規制を緩めれば、小選挙区で新人が当選するようなことはある程度、実現可能になると思います。ただ、日本の場合、世襲が多いのは政権党の自民党なので、世襲議員に不利になるような制度変更は難しいかもしれません。
私が最近行った共同研究で日本の有権者の意識調査をしたところ、世襲政治家は政治的なコネや地元への利益誘導が期待されているのですが、ネガティブに見られている面もあることがわかりました。世襲にもいい面と悪い面があります。能力がある人なら新しい政治が可能になるでしょうが、そうでなければ、有権者に見限られるでしょう。実際、フィリピンでも新しい「一族」が古い「一族」に取って代わるところも出てきています。
@odakin@social.vivaldi.net
俳句を発見しました!
『現職に 有利だという 問題が』
『緩めれば 、小選挙区で 新人が』
『日本の 場合、世襲が 多いのは』
『多いのは 政権党の 自民党』
『変更は 難しいかも しれません』